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山が消えた―残土・産廃戦争 (岩波新書 新赤版 (789))

山が消えた―残土・産廃戦争 (岩波新書 新赤版 (789))
佐久間 充
山が消えた―残土・産廃戦争 (岩波新書 新赤版 (789))
定価: ¥ 777
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人気ランキング: 362346位
おすすめ度:
発売日: 2002-06
発売元: 岩波書店
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関係者への精力的な取材
保健社会学を専門とする著者が,山砂採取,残土・産廃処分場によって荒廃している自分の郷里の千葉県を精力的に取材している.生まれ育った山野の変貌に対する,一種の怒りが行間から窺える.
インタビューに登場してくる多くの方々は,大きな流れの中で翻弄されている.ダンプの交通事故で家族を亡くした方,過酷な労働のダンプ運転手,山砂採取場になるならまだマシとゴルフ場の開発用地として土地を売る農家など,哀しき人々がたくましく生きる様を生き生きと追っている.
新聞の千葉地方版には,不法投棄のニュースが出ない日はない.建築用の山砂にしても産廃にしても,その排出元は東京など都心部である.都心に近く,それでいてまだ土地のある千葉県は,都会の発展のしわ寄せを受けている.

残土・産廃について興味をもった
 不法投棄の話は新聞の記事としてはよく聞くが身近にないとどうもピンとこない。
 だが民家のすぐそばにうずたかく積まれた廃棄物の山の写真を見ると、ぞっとした。
 大量生産・大量廃棄の後始末をなおざりにしていた日本人もこれからは真剣に考えなければいけないと思った。
 岩波新書らしく、文はやや堅く読みにくいと感じる部分もあるが、写真が豊富でわかりやすい。



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